マタニティ抱き枕は必要なもの？いらないもの？

妊娠中期から後期になると、お腹が大きくなってくるので、仰向けで寝ることが難しくなります。

お腹が大きくなったとき、仰向けの姿勢でいると、お腹の重みで内臓が圧迫されるので、ママは息苦しかったり寝苦しく熟睡できなくなります。また、子宮の下にある大静脈を圧迫し、血流を悪くしますから、血圧低下を引き起こすことにもなります。

仰向けの姿勢でいることは、ママやお腹の赤ちゃんへのリスクが高くなるため、お腹が大きくなり始める妊娠中期～後期は、寝方は横向きの姿勢をとるようにすると安心です。

体に負担がかからない体勢や寝方とは！

アメリカの産婦人科医、マリオン・シムスが考えだした「シムス体位」という寝方が、妊婦中は負担がかからないといわれています。

シムス体位

• 体の左側を下にして横になる。
• 左足はまっすぐ伸ばす。
• 右足は前に出しで膝を曲げる。
• 左手は背中の方に回したり、頭の下にしたり楽な位置に！
• 右手も楽な位置に！

なぜ、左側が下なのかというと、大静脈に負担がかかりにくいのが体を左側にする寝方なので、左側を下にするほうがいいといわれています。

妊婦さんの中には、いつも左側を下にした寝方をしていて、恥骨に痛みがでてしまった、という方もいたようなので、あまり寝方に神経質になることはありません。

絶対にシムス体位じゃないとダメ！という決まりはないので、自分が楽だと思える姿勢で休んだり睡眠をとるようにしましょうね。

お腹が大きくなったら抱き枕があると寝方が安定！

抱き枕を抱いて寝ると、体を預けることができるので、妊婦中の大きなお腹のときも、少しうつ伏せ気味の寝方ができたり、枕を足に挟み高く足を保つことができるので、閉じづらい足も楽になります。

抱き枕を脚に挟むことで、血流をよくするしたり、体へかかる負担を軽減することができるので、リラックスでき熟睡のできる姿勢がとりやすいといわれています。

抱き枕を使うといい時期はいつから？

つわりのある時期

つわりがつらい時期に、抱き枕を使うと楽な体勢がとれたので、気分が落ち着いたというママも。

ちょっと横になりたいときや、つわりで眠れないとき、抱き枕に体をあずけることで、楽な姿勢がとりやすくリラックスできる方もいるようです。

お腹が大きくなり始める時期

お腹が大きな時期に仰向けで寝ることは、ママや赤ちゃんに負担がかかりますので、自然に横向きの体勢を楽だと感じます。

抱き枕があると、少しうつ伏せの体勢をとることができたり、横向きの寝方をサポートしてくれるので、妊娠中の寝苦しいときでも、心地よい姿勢がとりやすいのです。

抱き枕はいらないというママの声も！

代用できるもので試してみるのも！

抱き枕はを必要と感じる妊婦さんもいれば、いらないという妊婦さんもいるようです。抱き枕を購入しようか悩んでいる人は、タオルケットを丸めたり毛布を丸めたりして、代用して試してみるのもいいかもしれません。

あったほうが楽でいい！と感じたら、無駄になることがないので抱き枕を購入するのもよいかもしれませんね。

抱き枕の選び方！長く使えるママ達おすすめのもの！

自分に合う形の抱き枕を選ぶ

抱き枕の形には、枕をそのまま長くした形のものや、三日月のような形のもの、ぬいぐるみを抱き枕にしたかわいいものなど、たくさんの種類があります。見た目のかわいい抱き枕に、ついつい惹かれてしまいがちですが、妊娠中は自分に合うものを選ぶことが大切ですよ。

枕の代わりに頭をおけるくらいに長さのある抱き枕や、脚で挟んだとき厚みがあり足を高く保つことができる心地のよい抱き枕など、寝方が安定する寝苦しさを解消できるものを選んでくださいね。

肌に優しい素材で洗える清潔なもの

抱き枕は、直接肌に触れるものなので、清潔に保てるものを選びましょう。肌に優しい触れると気持ちのいい素材のものや、汗をかいても丸洗いできるような抱き枕なら、匂いも気にすることなく清潔に快適に過ごせますね。

機能にすぐれたもの

抱き枕の中には、産後の授乳クッションや、赤ちゃんのお座り補助に使えるものもあります。妊婦中しか抱き枕を使わなかった！というママ達の声も多くありましたから、妊娠中から産後まで長く使える機能的な抱き枕なら、長く活躍してくれそうですね。

抱き枕の必要性はママによって違う

抱き枕を買ってよかったというママや、いらないというママもいますから、抱き枕の必要性は人それぞれのようです。抱き枕はの購入を考えているときは、一度タオルケットや毛布で代用してみて、購入を考えるといいかもしれませんね。