手足はいつも温かいから、わたしは冷え性じゃない!と思っていても、実は隠れ冷え性だったということがあります。
隠れ冷え性の方は自覚症状がないのため、気付かないことも多いのですが、放っておくと風邪をひきやすかったり不妊の原因を引き起こしたりします。
下記の項目にいくつか当てはまるものがあれば、もしかしたらあなたは隠れ冷え性かもしれません!
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内臓の温度が1度下がるだけで、基礎代謝は約12~15パーセント低下し、免疫力は37パーセント低下するといわれています。
内臓が冷えると、ニキビやふきでものなど肌荒れの原因となるだけでなく、子宮や卵巣などの生殖器もひえるので不妊の原因となるのです。
隠れ冷え性は、手足が冷える人よりも体に悪影響を及ぼす可能性がありますので、内臓の冷えを防ぐ対策をしましょう。
女性は男性に比べると筋肉が少ないため、冷え性になりやすいといえます。筋肉量が少ないと熱を生み出すことができないので、代謝が悪く体が冷えやすいのです。
運動不足だと感じているなら、筋トレや運動をして筋肉を増やすことで、代謝が上がりますので冷えにくい体になるのです。
忙しくてお風呂に入ったり運動ができない!というあなたは、カイロや蒸しタオルを使えばすぐに体を温めてあげることができます。
腰回りの2ヶ所にはると、内臓の冷えを素早く解消することができます。
おへそから指4本ほど下には腸を温めるツボがあるので、カイロを貼るときは下腹部に貼るようにします。
もう一か所は、脂肪が少ないお尻の割れ目あたりに貼ってあげるとよいでしょう。骨がでっぱっているあたりに貼るようにしてくださいね。
また、蒸しタオルで温めるときは、水で濡らしたタオルをよく絞り、500~600Wにして電子レンジで温めます。タオルを取り出したときは、熱くなっているのでやけどに注意し、タオルを広げて適温まで温度を下げます。
蒸しタオルをお腹に5~10分あてて、内臓を温めてあげてくださいね。
食べ物には、体を温めるもの食材や、体を冷やす食材があることを知っていますか?東洋医学では、体を冷やす食材、体を温める食材、中間の食材の3つに分けられます。
カボチャや人参、玉ねぎやそばなどは、体を温めてくれる食材です。また、寒い時期に収穫されるネギやショウガ、ニンニク、根菜も効果的といわれています。
それとは反対に、暑い夏に収穫されるトマトやナスなどの夏野菜は、体を冷やすといわれています。
隠れ冷え性を改善するためには、体を冷やす食材を避けて体を温める食材を摂取するように、意識した食生活を心がけるようにしてみましょう。
体温に近い白湯を飲むと、内臓の温度や基礎代謝が上がり、隠れ冷え性を改善することができます。
人の体は毎日水を必要としますが、朝起きたときが一番水分が失われているので、白湯を飲むのが効果的だといわれています。
白湯の飲み方は、40~50度にお湯をさまし、ゆっくり時間をかけて飲むのが正しい飲み方です。毎日継続することで、隠れ冷え性を改善する効果があります。
手足が冷えたりする冷え性に比べると、内臓の冷えは自分では気付きにくいですから、腰やお腹に手をあてて体温が低いと感じたら隠れ冷え性を疑ってみましょう。
体が冷えると卵巣や子宮などの生殖器にも影響し、機能が低下することで生理不順を引き起こしたり、不妊の原因となるだけでなく、これからさき病気を招く可能性もあります。
寒い冬場だけでなく、暑い夏場のクーラーのきいた部屋などにも注意をして、内臓を冷やさないように今から対策をしていきましょうね。